
子どもが「かけて!」と何度も言う曲がある「Good Mood」
うちの子が大好きな曲がある。
2021年公開の『パウ・パトロール ザ・ムービー』の主題歌、アップビートでとにかく楽しい一曲、『Good Mood』(アダム・レヴィーン)。
車に乗ったり、ダンス遊びをしていたりすると、ふとしたタイミングで「これ、かけて!」と言ってくる。
主題歌となっている映画を最初から最後まで通して観られるほどの集中力は、まだない。
物語を理解しているかどうかも、よくわからない。この曲が、映画のどの場面と結びついているのかも、たぶん本人の中では曖昧だと思う。
それでも、この曲を流すと、反応ははっきりしている。
体を揺らして、腕を振って、足をドンドンさせて、全身で「楽しい」を表現しようとする。
歌詞の意味を理解しているわけじゃない。ストーリーを追っているわけでもない。でも、音とリズムだけで「今、楽しい」という気持ちにたどり着いている。
それが、すごくいいなと思う。
頭で考える前に、体が動く。「楽しいから動く」が先にあって、理由は後からついてくる。子どもらしさって、こういうところにある気がする。
そして不思議なことに、こういう曲って、親のほうもだんだん好きになる。
最初は「子ども向けの曲だな」と思っていたはずなのに、何度も流しているうちに、車の中で自然と口ずさんでいたり、ちょっと気分を上げたいときに自分から再生していたりする。
子どもが楽しそうに体を動かす姿とセットで、その曲が記憶に残っていくからかもしれない。
物語を理解していなくてもいい。背景を知らなくてもいい。ただ「楽しい」と感じて、体で表現できる。
今のこの年齢だからこそ出会える、そんな一曲が家にあるのは、結構うれしいことだと思っている。
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